日常に溢れるメッセージ

日常に溢れる様々なメッセージを綴ります

冬に現れる半袖半ズボン少年 ✾周りの意識✾


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毎朝すれ違う

半袖半ズボン少年がいる

 

半袖半ズボンと言っても

今は時代が変わって少しオシャレ感が増し

半袖クオーターパンツ少年へと進化している

 

進化していると言っても

周りがかんじる想いは今も変わらない

 

 

君は寒くないのかい?

 

 

そんな半袖クオーターパンツ少年も

今日はさすがに寒さ厳しく

ロンTクオーターパンツ少年へと変化を遂げた

 

その姿を見て

少しホッとした自分がいた

それでもまだまだ薄着なのだけれどね

 

 

 

どんな時代にも必ず現れる半袖半ズボン少年

そんな半袖半ズボン少年の親御さんの話を聞くと

 

今日は寒いから長袖の方が良いんじゃない?

上着着ていきなよ

せめて長ズボン履きなよ

 

そんな風に

寒さ対策が取れるよう試行錯誤されるのだけれど

当の本人が

 

これが着たいのだと

上着は煩わしいのだと

長ズボンはイヤだと

寒くはないんだと

 

この姿が良いのだと言って聞かないそうで

 

そう頑なに拒まれると打つ手もなく

好きにしなさいとさせているけれど

親心としては身体は大丈夫かと

氣になって仕方ないでしょう

だけど見守る親の愛の深さ

 

 

寒くないのか

大丈夫なのか

 

そんな風に無関係の我々も

半袖半ズボン少年を見て思ったりする

 

本人は好きでそうしており

至って平氣

問題など何もないというのに

 

 

寒くないのか

大丈夫なのか

 

そう想うのは

私達の勝手なお節介

本人の想いのままである様への

ただのいちゃもんみたいなもの

 

 

これって

他の全ての事にも当てはまる

 

 

どんなに苦しそうな状況にあったって

 

こうすれば良いのにと思える状況にあったって

 

文句言うなら辞めればいいのにと思ったって

 

朝起きられないと言いながら夜ふかしばかりしてたって

 

 

それは本人がそうしたくてしている事だから

他人は余計なお節介をしなくて良い

 

邪魔をしてはいけない

 

そこにある学びを奪ってはいけない

 

その状況だからこそ味わえる何かしらを

経験したくて仕方がないだけなのだから

 

 

上着をちょうだい

 

 

そう言われた時に

最適な上着を手渡せる自分であるよう

自分は自分で

自分に集中していれば良いのだと思う

 

 

 

さて

 

 

私の同級生にも

かつての半袖半ズボン少年がいたのだけれど

大人になった彼に

当時の事を尋ねた事がある

 

 

寒くなかったのか

 

 

答えは

 

 

めちゃめちゃ寒かった

 

 

そうだ

総ツッコミを受けたのは言うまでもない

 

 

誰もが経験しない事を経験する

それはまるで意味が無いと思えるような事だったとしても

やりたいようにやったという経験は

何にも変え難い

自分だけのギフトではないだろうか