信じられない程に鮮やかな青
空も海も
美しいの一言に尽きます
今年の初めに御神縁をいただき
ようやく訪れる運びとなった場所
磐長姫命のみをご祭神としお祀りしている
雲見淺間神社へ足を運ばせていただきました
雲見淺井間神社
北口本宮冨士浅間神社へもご挨拶しました
⇩
こちらへお尋ねする事となった経緯は
今年の初めに
磐長姫命にほんのりと
ピンと来た事が始まりで
最初のうちは
「磐長姫か〜」
という程度だったのですが
不思議な事に
すっごく氣になる訳でもなく
ほんのり片隅にいるような
そんな淡い存在感で
私の心に留まっておりました
毎年
私にとってテーマとなる神社が
良いタイミングで過ります
もしかして今年は磐長姫命なのかな?
そう思って色々調べますと
木花咲耶姫といえば富士山
以前に北口本宮冨士浅間神社へ
ご挨拶にあがらせていただいた事を思い出し
それなら姉妹の2柱の神様にご挨拶へ行こう
と決め足を運ぶに至りました
北口本宮冨士浅間神社へ行くとなれば
もちろん行き先は静岡県
磐長姫命のみをお祀りする神社は
全国にもそう多くないようなのですが
その中で
私が検索した時に出て来たのが
伊豆半島の北の方にある
雲見淺間神社だったんです
写真を見てとても心惹かれました
ですがその前に
地元兵庫県内にも磐長姫をお祀りする
岩長姫神社があると知り
まずはそちらへご挨拶をし
お取次をお願いいたしました
磐長姫神社
まさかこんな近くにあるとは知りませんでした
境内内はとても心地よく
中と外とで空氣が違います
私以外にもお参りする方がチラホラあり
地域で親しまれているのが伝わりました
こちらで
雲見淺間神社へのお取次をお願いしまして
いよいよお出かけです
✾ ✾ ✾ ✾
沼津からレンタカーを借りて
伊豆半島の海に近い道を南下します
平日にも関わらず
思いの外車が多いような…
ですが道中ではらりはらりと
ビーチに隣接した駐車場へ吸い込まれて行きます
海の日も過ぎた日でしたから
海開きがされてたんですね
本当にキレイな海なので
入るとさぞ氣持ち良い事でしょう
海に入りたいなぁ〜と思いながら
車を走らせること1時間半
ようやく到着した雲見淺間神社
あれだけ海岸線は賑わっていたのに
ここに降り立ったのは私一人だけ
有難くも人払いがありました
鳥居をくぐりますと
不思議な光景が目の前に広がります
空から金色の光のベールが降ってきたんです
見間違いかとおもったのですが
確かにキラキラ降り注いでいます
なんだか嬉しくなって
降り終わるまでその場で見届けました
ありがとうございます
とお礼をお伝えし
さぁ先へと進みますよ
因みに鳥居の前には
ここ烏帽子山と雲見淺間神社を説明する
看板があります
よく凝らして見ますと
階段が恐ろしい段数になっていますが
見なかった事にして進むのが良いでしょう
歩を勧めますと
先ずは立派な夫婦杉がお出迎えです
ご挨拶に触れましたら
心がスーッと軽くなるのをかんじました
ここは
癒やしの力が非常に強いようです
有難いなぁとしばらく浸りつつ
先へ進みます
そうすると思い知らされます
見なかった事にしたとしても
それが見るべきものであるのならば
必ず目を向けざるを得ない状況というのが
用意されるんだという事を…
いや階段よ…
奥に目をやると
壁のように聳える300段超の階段
あれを行くのか?
と怯みそうになりますが
ここまで来たからには弱音は吐けません
先ずは足元に注意しながら
一段一段あがります
この先はどんな景色があるのだろう
そんな想いと共に
ワクワクしながら進みます
最初の癒やし
階段を登りきった場所にある
拝殿横の崖から見える
美しい駿河湾です
信じられない程に美しく深い青に
心が緩みます
本当にここに存在するものなのかな
と思うほど見た事のない美しさ
私達はこんなに美しい世界に
住まわせていただいているのか
と感謝が湧いてきます
途中
ほぼ崖の参道が出現
階段があるだけマシだったのか
と思いながら
注意深く歩を進めます
ほぼ山登りだなぁな参道を進み
遂に本殿まで辿り着きました
写真を撮り忘れていますが
普段は閉められている扉を
参拝の時には自分で開けて
こうして足を運ばせていただき
お参りさせていただける事に感謝をお伝えしました
清々しい氣持ちでご挨拶をした後
再び扉を閉めるのが
雲見淺間神社でのマナーです
本殿の左手に歩を進めます
またまた岩場があり
階段が伸びています
この先は展望台
駿河湾を一望出来る絶景スポットです
美し過ぎます
中央にある瓦屋根が本殿です
青が光っています
緑も美しい
どこまでも青です
駿河湾の向こうには
氣象条件によっては富士山を拝む事が出来ます
この日は残念ながら霞に姿をお隠しでした
この雲見淺間神社がある烏帽子山(えぼしやま)には
言い伝えがありまして
『ここから木花咲耶姫命がいる富士山を褒めると
山から転げ落ちる』
と言われているそうです
決して褒めてはならないという伝承
古事記に記された内容から由来しているようですが
なんだか悲しい事だなぁと
ここまでの道のりで
磐長姫命がそんなエネルギーを抱き続けるとは
到底思えず
どうなんだろうなぁと
実際に足を運んでみますと
やはりなんだか違うような氣がしました
これは私が勝手にかんじた事なので
確かではありませんけれども
磐長姫命のエネルギーは
まぁるくて大きくて暖かぬ
深い愛をかんじるもので
心地良くて安心感が大きいんです
嫉妬や妬みなど
誰かに対してのマイナスなエネルギーを
持っている方が放つエネルギーではありません
とってもお優しいエネルギーです
違うと思うんだよなぁ
そう思いながら
それにしても富士山が見えないなぁと
その方角を眺めておりましたら
「私の事よりも
磐長姫命との時間を是非とも楽しんで」
というメッセージを受け取りました
ハッとしました
思いやるお心深いエネルギー
姉妹揃ってお心深くお優しい
思いやりに満ちた姉妹でいらっしゃる
そんな風にかんじ涙がこぼれました
ビックリでした
でも
有難くって
嬉しくって
山の頂上で
太陽の日差しを遮るものもなく
燦燦と照らされながらも
そこはとても心地良くて
地球そのものに包まれているような
錯覚さえ覚えます
姉妹の温かいエネルギーをかんじながら
しばらくぼーっと過ごしておりました
すると
カラスアゲハが飛んできたり
トンボが目の前に止まったり
お空には沢山のツバメが
ビュンビュンと飛び回り
緑も鮮やか
海も鮮やか
生命に溢れたお山のエネルギーを
一身に味わい尽くしましたよ
人払いがなされていたので
独り占めです
なんと贅沢な
それでも少ししますと
チラホラと登って来られる方がお見えに
ハッと我に返りまして
小さな展望台だったので
皆が立つのは難しく
そろそろ私はお暇する事にしました
参道を下っておりますと
ジャコウアゲハがお見送りをしてくれました
ずーっと着いて来て
近くに来てくれたんです
もう嬉しくて嬉しくて
こんなに有難い参拝はないなぁと
こんなに生命溢れるエネルギーに
包まれた参拝はないなぁと思いながら
また必ず訪れる事を胸のうちにお約束しまして
雲見淺間神社を後にしました
それから何が大きな事があった
という訳でもありませんが
私にとっての内側の小さな変化が確かにあって
年始の想いを果たせて良かったと
しみじみかんじています
磐長姫命のエネルギーは
私が胸の内にかんじているものにリンクしているので
これからに活かされるよう
日々努めたいと改めて思いました
惟神霊幸倍坐世