こたつに
頭を突っ込み
足を出すという
高等な使い方をする猫さま
この三が日に
親戚の家に集まった際
昨年の夏に他界した伯父の話になりました
旅立つ数年前から
身体の自由が利かず
デイサービスなどを利用していたのですが
その施設のヘルパーさん方から
とても評判の良い利用者だったのだとか
いつもニコニコ
ありがとうを欠かさず
温かい言葉ばかりをかけてくれるので
嬉しい
癒やされる
担当になったらラッキーと
皆で話をする程に人氣だったのだそうです
伯母曰く
家の中で介護している時には
歯磨きするよと言っても
言う事を聞かなかったり
ワガママだったりする事もあったようですが
元氣であった時から
人の悪口は決して言わなかったとの事
確かに
伯父からはネガティブな言葉を聞いた記憶が
殆どありません
そんな伯父だったからこそ
施設でもヘルパーさんに
感謝の言葉を多くかけていたんでしょう
身体が不自由になったり
痴呆が入ったり
自分が弱くなった時には
自分の根っことなっている面が
言動に現れます
取り繕う事が多かったなら
これまで隠し通してきた
自分の根の部分が出てしまうんです
でも伯父は
元々感謝の人だったから
繕う部分を外したとしても
変わらず感謝の人だったという事です
素晴らしいなと思いました
さて
今の自分をよくよく観てみると
どんな部分が根付いているだろう
伯父の話を聞きながら
そんな事を思いました
長年の積み重なりが
晩年の言動に現れます
普段から何に視点を向け
どんな言葉を口にしているかが問われます
何故なら
しっかりと身についていなければ
咄嗟に発現出来るものではありませんから
今現在の言動をしっかり見つめて
自分の本質を磨いておく必要がありますね
付け焼き刃は通用しないんだと
改めて氣付かされました
今の自分はどうであるか
よく観るんだよ
よくよく観るんだよ