人は
嫌悪するものに注目しがちである
好きな事より嫌いな事を考える方が楽しいのだろうか
惜しみなく嫌悪するものに時間を割いている
何故あんな事をするのだろう
どうやったら無くせるだろうと
理解しようとする事なく
排除する方法を考える為に
どんどん注目を深めていく
嫌よイヤよも好きのうち
という言葉があるが
その事ばかりを考えて
頭も心も嫌悪するものでいっぱいになる状態は
正に恋心と同じ
実は
そんな状態が好きなのだ
考えて考えて
嫌悪に執着するからこそ
注目するからこそ
それらは目の前に現れる
ブッダの教えに則るならば
全ては過ぎ去るもの
いずれは消え去るものに執着する事に
何の意味があろうか
生きていれば
ひと時とは言え嫌悪が生まれる事はあるだろう
けれど
一旦その思いを受け止めたなら一呼吸置いて
次のように心掛けていたい
喜びと同じように捉えよう
様々な感情と変わりなく平等に扱おう
様々な出来事と変わりなく平等に味わおう
他の方と変わりなく平等に対応しよう
そうして
本来すべき事に集中し
それらを求める感情や出来事
人様のご縁を迎える準備を進めていよう
嫌悪とは言え
そうやって思い続ける事は
「存在して欲しい」
という願いを宇宙に放っているのと同じで
無意識に引き寄せの法則を発動させているのだ
私たちは
引き寄せの法則を使いこなせているのだ
頭で望むものとは違うものを引き寄せているけれど
どうせ引き寄せの法則を発動させるなら
本当に望むものを引き寄せたいところ
目の前の出来事や
それにより生まれる感情
その出来事に関係する方々は
自分が引き寄せたんだなと考えて
一旦冷静になってみる事が求められる
何か改善すべき事がないかを探り
学びはないかを探り
すぐにいつも通りの心に帰る
平静さ
冷静さ
平常心
それらをいつも意識しておく
何かによって心乱される自分を
少しでも解放出来るよう
自分の為に努めていたい
嫌悪に支配される自分を許可せず
幸福に満たされる自分であろう