今一度、
自分の周りにあるものは、
本当に必要なものなのか、
確かめてみませんか?
物に溢れているという事は、
今回のような地震が起きた時に、
それだけ凶器に囲まれているという事です。
自分の身長よりも高く積まれた本、
本棚なんかもそうですね。
転倒防止策をしていない棚は、
それだけで凶器です。
勢いよく飛び出して来た本は、
それだけで凶器です。
それが、
ある程度の硬さのあるもので、
そこそこの重さがあるものだったなら…。
命を甘んじてはいけません。
大切な命、
大切に生きるためにすべき事はしなくては、
人事を尽くして天命を待つ、
それこそが自分への愛です。
物に対しての過度な愛着は執着です。
渇望という名の恐怖心です。
その恐怖心を手放さなくてはなりません。
部屋は心の鏡と言います。
散らかった状態であり続けると、
大きな事が起きた時にどうなるか、
物理的に示されましたね。
散乱した物によって散らかった部屋。
割れた食器やガラス、プラスチック片などの処理は、
怪我の危険からそう簡単に出来る物ではありません。
ダメージはかなりのものです。
そうならない為には、
日頃から部屋を整えておく必要があります。
物を減らして自分に危害が及ばない配置にするなど、
自分への配慮も必要になります。
心も同様です。
むしろ、
心を整えなくては物は減らせません。
執着のタネは根深いですから。
この世の中は、
無意識下の集合意識の反映で、
人々の心の奥底には、
不安や恐怖が根付いている為、
戦争や争い事、
事件や事故、
更には自然災害も無くならない、
と言われています。
私たち一人一人が、
心を整理し、
部屋を整理し、
多くを得る事を望まず、
最低限のものだけで満足出来る状況になれば、
世界は変わるという事です。
それは貧しさを意味しているのではありません。
足るを知るという事です。
本当の豊かさを知るという事です。
本当のエネルギーの循環を起こすという事です。
だからこそ、
自分に集中して、
ネガティブな物事にフォーカスせず、
何も所有しないありのままの自分の素晴らしさを認めて、
不要な感情を手放し、
物理的なものも手放し、
どんどん身軽になっていく事は、
世の中への貢献になります。
結局は何事も、
自分の心の在り方をいつも問うています。
渇望と嫌悪から来る執着の有無を問うています。
最低限のものだけでいいんです。
何も所有しなくてもいいんです。
そんな事も、
この機会から学びたいですね。