先日は、野草料理教室に参加してまいりました。
初めてお目にかかる「マコモ茸」尽くしのお料理たちは、全てお野菜のみで作られた宇宙の食卓。
どれもこれも美味しいのはもちろん、エネルギーの大きさに圧倒されます。
今でこそ1日3食が謳われていますけれど、それはごく最近の文化。
昔は粗食であったのは、こんなお食事をいただいていたからなのかなぁ?と思いました。
現代の食事に比べると、
肉ドーン!
魚ドーン!
と言った迫力や華やかさには欠けるのかもしれないけれど、粗食とは名ばかりの大きなエネルギーで、満たされる感がとてつもない、素晴らしいパワーフード達です。
粗食とは
祖食、始まりの食であり、
礎食、土台、基礎の食を意味するのが本当かもしれません。
食材そのものの陰陽を意識しながら入れる包丁。
食材の陰陽の性質を調整する下ごしらえ。
一つ一つに意味があって、
昔々の方々は宇宙との調和を自然に取り入れ、
自身の浄化や緩める事、
締める事を大切にしながら、
自然からの恩恵を身体に取り入れていたんだなぁ
と深く感心いたしました。
普段の生活でいつも行う事は難しいけれど、
月に1回、週に1回、2・3日に1回など、
時々取り入れる、
徐々に取り入れる、
などする事で、
私たちも陰陽バランスを整えられそうですね。
全部お野菜のみで作られています。
お塩は30分以上の空炒りの後に、
すり鉢ですりおろして微粉状にして使います。
それだけで味が変わり、
身体への浸透具合も全く変わります。
【メニュー】
・マコモ茸と蕎麦の実とムカゴの玄米ご飯
・マコモ茸のサラダ
・マコモ茸とあげとこんにゃくの炊き合わせ
・マコモ茸の南蛮漬け
・マコモ茸のクリームコロッケ
・マコモ茸入りお味噌汁
マコモ茸祭ですね。
卵、乳、乳製品も一切使ってませんので、
完全ビーガン食です。
お料理にかかる手間暇を考えた時に、
現代社会は、
この丁寧なお食事、
宇宙の恵み、
命をいただく感謝のお食事を、
体感し味わう事を許さない流れだなぁとも改めて感じました。
そんな手間暇をかける時間など、
一体どこにあるのか?!というくらいに、
私たちは忙しく働いていますものね。
しかし、
一人一人がほんの少しでも自然に近づけば、
社会そのものが変わりそうな気がします。
変わるための根本は、「生活」の中にあって、
クウ・ネル・アソブを丁寧に行う事、
それが大切なようにかんじます。
その中でも、
この地球に生きる私たちの身体を作るお食事は、
とっても重要です。
口にするものが明日の身体となり、
エネルギーとなります。
身体は宇宙エネルギーを通すフィルターですから、
フィルターを綺麗にしておく事は、
純度の高い宇宙エネルギーを享受出来る事に繋がりますものね。
私たちは自然の一部。
薬漬けの身体ではなく、
自然な身体に近づける努力は必要なのかもしれません。
しかしマコモ茸って美味しいんですね。
浄化作用のあるお野菜で、
その葉は出雲大社の注連縄に使用されていて、
他にも神事、祭事に用いられていたり、
お釈迦様が病人にマコモ茶を飲ませて、
葉で編んだ寝床に寝かせる事で病人を救った
とのお話も残っている程だとか。
いやはや、知らない事ばかりです。
今日までその叡智を語り継ぎ、
繋いで下さった方々には感謝でいっぱいです。
ありがとうございます。