日常に溢れるメッセージ

日常に溢れる様々なメッセージを綴ります

組織ではなく「個」の時代

f:id:nakatakaori:20180413163306j:image

 

私は数年前から、

「これからは組織ではなく「個」の時代だ」

と言っております。

 

言い始めた時は漠然としていたのですが、

この意味は、

 

組織【として分離していくの】ではなく

「個」【として融合していく】時代

 

という事なのだとわかりました。

 

 

見回してみて、どうでしょう。

「個」の融合の先に組織があってこそ、

だと思うのですが、

組織を強化する為に「個」を囲い込み、

組織として「すべて」から分離してはいませんでしょうか?

 

人が目指す先は「すべてとの融合」。
自分の内側をよく観る必要があるのは、

分離した魂を自分に戻す事でもあります。

思い出す事、還る事です。

 

しかし、
今は全く逆に向かっているようにかんじます。

 

 

ステレオタイプな人材の育成、

扱いやすい人材の需要ばかりが求められ、

学校教育はその為の施設のようになっています。

 

最近では、

少し前まで同じ格好の就活生が溢れてましたね。

企業に好まれる自分作り、

就職担当の先生方に教わっているのはそんな事なのでしょうか。

 

そんな若者たちが就職すると、

指示待ち人間だ、ゆとり世代だなど、

不満を口にする人が多いですが、

彼らは本当にそんな風に言われなくてはならないのでしょうか?

 

そんな若者たちを育成する為のシステムを作ったのは、

紛れもなく私たち大人たちです。

 

そのシステムの上を、

正しいと教えられて歩んで来たのに、

組織に入れば怒られる。

 

大人が先ず、

そこに気がついて正さねばならないのではないでしょうか。

 

今までとは違う状況で怒られてばかりだから、

若者たちは怒られない在り方に染まるより他ありません。

結果、

どんどん分離へと進む事になります。

 

私たち大人が積み上げて来たものが、

今の社会です。

分離した社会です。

 

組織化して行く事で、

分離を加速させてきたのではないでしょうか。

 

 

「今」を変えたければ、

やり方を全く違うものに変えなくてはなりません。

 

組織としての「融合」を図るやり方に。

 

いずれはこの「組織」が必要とされない状況に、

ビジョンや方針、コンセプトなどを変えて行く必要がある…

 

と、

 

私は思うのです。

 

高度経済成長期の時はそれで良かったかもしれません。

物質的豊かさを得る必要があった時代ですから。

 

しかし今は、

物に溢れ過ぎている世の中です。

物質的豊かさを得ても尚、

「豊かさ」を感じられない時代です。

 

本当の豊かさとは何かに気付き始めた時代、

とも言えるでしょう。

 

 

分離してはいけません。

融合を目指すのです。

 

 

個人個人は、

自分の内側をよく観て自分を思い出す事が必要です。

 

組織は、

組織としての融合を目指すべく、

様々な事を変えて行く必要があると思います。

 

売上は落ちるでしょう。

取引先との関係はどうなるでしょうか。

規模の縮小も余儀なくされるかもしれません。

全国展開とか言ってる場合でしょうか。

何を手放せるでしょう。

プライオリティの見極めは出来るでしょうか。

給与は保証出来るでしょうか。

色々な恐れが見えてきますね。

 

 

どうでしょう。

やれるでしょうか。

私たちが作り上げて来たこの仕組みを、

変えられるでしょうか。

 

 

不安を煽ってみましたが、

それでも変えなくてはいけない、

そう思います。

 

どれほどの方が同じ想いを抱いてくださるかはわかりませんけれど、

私たちが本質的に求める世界とは、

現在は掛け離れているのは感覚的に「わかる」はずです。

 

想いの強さがカタチになります。

同じように感じている方が在ると、

私は信じます。