確かに、歴史を知り、
これまでに起こって来た戦争や、
悲しい出来事を学び、
忘れない事も大切なのだろうけれど、
ならば、
自分自身を知り、
世界を眺める事も同様にとても大切なはず。
何故なら、
この世界は私たちの集合意識の繁栄。
この世界は私たちが作って来たものだからだ。
今は善人のように思っていても、
我々は輪廻転生を繰り返し、
それぞれの時代を生きた過去の自分が、
いつでも善人であった訳ではない。
その戦争で殺戮を犯していたのでは?
散々悪事を働いていたのでは?
金の亡者となっていたのでは?
振り返る過去の史実に書かれた内容に、
自分も携わっていたのでは?
そんな転生を繰り返し、
我々の想いがこの世界を作っている。
この世界は自分が作り出しているんだ。
すべき事は、
当時の悪となる対象に恨みを抱く事ではなく、
当時の自分の行いを反省し悔い改める事。
それらの悪事に対する課題は、
日々の生活の中で体験出来るように、
生まれる時に1人1人が用意して来ている。
持ち過ぎたものは持たないと決め、
強すぎた者は弱き立場を選び、
金に溺れた者は貧しさを味わい、
人を殺めた者はそれに匹敵する苦しさを選んで。
それらと真摯に向き合い解決していく事。
これも悔い改める事の1つのはず。
個人のカルマを解消する事は、
世界の為でもある。
自分を愛せとはどういう事か。
自分1人の為だけの事ではなく、
世界の為になる事だからこそ、
今声高に叫ばれているんだ。
節目節目に思い馳せる事は良い事ではあるが、
それを理由にして外にばかり目を向けてはいけない。
先ずは自分の中を見つめる事だ。
自分の中の戦争を終わらせる事だ。
世界を想うなら、
もっともっと自身を大切に想え。
そして愛せ。
そんな始まりの日に。