自分の真実に向かって歩き出すと決めたら、
これまで出来ていた事、
大切にして来た能力が奪われる事がある。
どんどん出来なくなって、
始めのうちは不安に襲われる事もしばしばある。
それが怖くて、
踏み出しても戻ってしまう人も多い。
自分の存在価値が消えてしまうような想いに駆られるからだ。
だけど実際は、
能力が奪われているのではなく、
不要な能力を手放したに過ぎない。
本来発揮すべき能力に、
自分の中の居場所を与える為の序章に過ぎない。
手放し易いように調整してくれている状況が、
自分から切り離されているように感じているだけなんだ。
私たちが元々持っているものは、
誰にも奪われる事はない。
それを手放したところで、
私たちの存在価値が消えて無くなる事はないし、
そんな事はあり得ない。
それは単なる幻想なんだ。
いざとなったらまたやれるし、
必要であれば返ってくる。
あくまでも、
次の段階に必要なものを受け入れるための準備で、
自身の発展の為なんだ。
頭にギュッと何かが詰まっている感覚、
肩にグンと重い何かがのしかかっている感覚、
お腹がギュゥっと締め付けられるような感覚、
それらは、
考える事が沢山あるから、
身体が疲れてるから、
疲れのせいで消化が上手くいってないから、
じゃない。
不自然な自分
を知らせる身体からのメッセージだ。
私たちは往々にしてそれを見誤る。
不自然さから自分を解放するには、
不要なものは手放さなくてはならないから、
今までとは違う反応が起こる事もある。
時に恐れや痛みが伴う事もある。
それでも恐れず抗わず、
その流れを受け止める勇気を持って、
自分を信頼し愛し、
最高最大のビジョンに視点を向ければ大丈夫。
行くべき道が決まっていれば、
どんな方法であれそこへ向かうから。
ちょっと遠回りになる事もあるけれど、
幻想に囚われる事なく一歩を踏み出せばいい。
自分を解放して、
本当の自分に還るための喜ばしい変化を味わいながら。