梅雨が明け、
夏本番を迎えました。
今朝も蝉が鳴いていましたよ。
蝉と言えば、
先日、
土から出て来た蝉の幼虫に出会いました。
抜け殻なら見た事があるのですが、
殻から抜ける前の幼虫は初めて。
しかも、
大都会の真ん中の歩道をよちよち歩いていたのです。
永い眠りから覚めて、
短い命を燃やす為に羽化する場所を求めて、
一直線に向かった先は街灯でした。
黒くて太い木らしきものに向かうと、
本能でわかっているのですね。
凄いなぁと思いながら観察していると、
さすがに街灯は滑って登れないようなので、
被っていた帽子に掴まらせて、
近くの木に移動させてあげました。
するとみるみる上へと登って行きます。
先の写真から、
幼虫がどこにいるかわかりますか?
まだまだ上へ登っていましたよ。
土から出てきたばかりだというのに、
実に逞しいですね。
夏になると必ずやって来る蝉たち。
季節が巡る事を、
命が巡る事を教えてくれます。
土から出るタイミングも、
木に登る高さも、
羽化するタイミングも、
全て自分で決めて、
たった一匹で頑張っている姿は、
とても美しく感じました。
精一杯に夏を生き抜いて欲しいですね。
暑さが増して来ましたので、
熱中症に気を付けて、
私たちもこの夏を楽しく過ごしましょう。