今 ストールカーディガンを編んでいます
編み物でここまでの大物は
初めての挑戦なのですが
なんとか見本を真似て
完成まで折り返しのところまで到達しました
結構編めたなぁ
と広げた状態を見て改めてかんじたのですが
ここにきて初めて
飾り編みで
目が増えたり落としたりしてないかな?
と氣になって見返してみました
近くで見てみると
写真では良くわかりませんが
実はかなり間違いがあります。
細編み1目だった列が
いつの間にやら3目になっていたり
逆に
細編み3目だった列が
いつの間にやら2目に減っています
冒頭の写真でも
真ん中辺りが膨らんでいるのがわかります
目数が変わっている証拠ですね
何度も見返して
編み直した段も何段もあるのですが
ここに来るまで氣付かずに
ノリと勢いで勧めてきてしまった
自分の適当さに感心するばかりです
(安心してください
落ち込んだり凹んだりはカケラもしておらず
やらかしてるなぁとニヤついております)
氣付いたからには対処が必要
編み直すか目数を調整するか…
解いて編み直す氣力はないので
今の私が前向きに取り組める方法で
編み目数を減らしたり増やしたりして
最終段には揃うようにする事にしました
調整の始まりです
ここの列は増やし過ぎたから
徐々に減らしていって…
ここの列は減ってしまったから
一目増やして…
上と下と見比べながら
ここの列だな
この目数だな
と何度も確認しながら
調整を進めます
あれ?
どうだ?
こうか?
と考えながら
迷いながらも一つ一つの目に向き合って
少しずつ少しずつ調整です
なかなか忍耐のいる作業で
まだ完成には至っておりませんが
目数を調整するその作業って
心のトレーニングと似ているなぁと
ふと思ったんですよね
初めは
注意深く
間違わないように一目一目確認して
目数を数えながら進めていたのに
少し慣れて来た頃から
マスターしたつもりになって
少しの違和感にも間違った判断をし
こうに違いないという思い込みで推し進めてしまう
さらに少し経つと
やっぱり確認は必要だよなと
途中の部分と照合し
元が間違えている事に氣付かないまま
やはりそのまま推し進めてしまう
さらにさらに時間が経って
大きく一段落着いた頃
もう一度振り返ってみようと思い立って
全体を見渡した時に
あれれ?
ここの模様がどんどん変わっちゃってるじゃない
の氣付く
そこから調整をして
完成したとしても
恐らく少し歪な形 歪な模様になるだろうけれど
自分の力でやり通した事の慶びだったり
あれこれしたけど
まぁ自分用だし
ご愛嬌かしらと愛しくかんじる事でしょう
最初から間違わずに
きっちりと編んでさえいれば
こんな手間のかかる作業は
しなくて済んだのに
そう憤る事もあるでしょうけれど
こうして誤る事で
始める前とは違う真剣さで
編み進めてきたからこそ備わる真摯さで
ひと目ひと目と向き合う事が出来た
とも言えます
こういう事もあるんだと
視野も広がります
上手く進めるに越したことはありませんが
紆余曲折あればあるで
学べる事が沢山あります
養われるものが沢山あります
そうして編み上がったストールカーディガンは
本来の模様と少し違っていても
ここまで編み続けてきたという慶びと
自身への労いや慈しみ
感謝というエネルギーがプラスされ
より愛しくかんじられる事でしょう
私自身の人生も同様に
誤りや紆余曲折あって
私だけのオリジナル模様を作り上げるのでしょう
ここまで生き続けてきたという慶びと
自身への労いや慈しみ
感謝というエネルギーがプラスされ
より愛しくかんじられる
そんな私でありたいものです