日常に溢れるメッセージ

日常に溢れる様々なメッセージを綴ります

動物愛護について

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先日

動物愛護に関するお話を聞く機会がありました

 

 

2017年度の犬猫殺処分の数は

合計で43,227頭

その内訳は

犬 8,362頭

猫 34,865頭

 

4年前の殺処分の数は128,241頭で

その頃から比べれば3分の1にまで減っています

 

◆参考◆

 

昭和50年頃にまで遡ると

約120万頭もの殺処分がなされていたようで

相当な削減がなされているのがわかります

 

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とは言え

まだまだ43,000頭もの殺処分がなされている現在

しかも

犬より猫の方が4倍も多いという現実

 

猫好きとしては胸が痛いです

 

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譲渡に関しては

昔は猫を譲渡してはいけない

というのがあったらしく

表からもわかる通り

昭和50年頃は猫の譲渡は0に近い状態

 

ここ10年でようやく譲渡数が

犬とトントンになって来たようです

 

 

かれこれもう16年程前

まだテレビを見ていた頃の話ですが

NHKか何かで

殺処分の現場を映したドキュメンタリー番組を観ました

 

今でこそ一部の保健所では

安楽死をさせるようになったそうですが

当時は毒ガスによって行われていました

 

鉄製の温もりのない箱の中に

数十頭の仔犬が押し込められ

恐怖に怯えてキュンキュンと鳴く声が

部屋いっぱいに響きます

 

係の方が毒ガスが噴射されるスイッチを押すと

数分としない内に鳴き声が弱々しくなり

やがて

聞こえなくなります

 

胸を締め付けられ

抉られるような苦しみをかんじ

私は思わず

目を逸らしてしまいました

 

そして何より

 

毒ガスの箱の前に座り込み

うなだれながら

「ごめんよ…ごめんよ…

もう少しで楽になるからな…」

と 

その時間を耐える職員の姿に

胸が痛くなりました

 

 

猫好きや犬好きな方は

絶対に保健所に勤めない方が良い

 

とは

実際に保健所に勤めている方の言葉です

 

 

殺処分は

人の心もズタズタに傷付けてしまうもの

 

そんな風にかんじました

 

 

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最近は都会ではあまり

野良犬を見かけなくなりましたね

 

法律でも犬を飼う時には

登録する事が義務付けされているようで

それもあって

野放しが少なくなっているのかもしれません

 

しかしながら

野良猫はまだまだ沢山見かけます

 

全国にどれだけの猫がいるのか

全く把握出来ていないんだそうです

 

大凡の数は掴んでいたとしても

猫の繁殖能力はかなり高いですから

正確な数字を導き出すのは困難でしょう

 

 

猫は

半年もすれば繁殖能力が備わるそうです

一回の出産で平均して5頭くらい産まれますから

物理的には

毎年10頭増やす事も可能なのです

 

そんなペースで増えると

折角減って来た殺処分が

また増えてしまうという事になりかねない…

 

不要な殺生をこれ以上増やさないようにと

今はTNRといって

Trap(トラップ)…捕獲

Neuter(ニューター)…避妊手術

Return(リターン)…元の場所に返す

と言った取り組みが盛んになされています

 

 

猫を保護する方が増えれば良いのですが

そう簡単にはいかないもので

保護施設にも限界があり

どこもパンク状態であるので

 

保護して避妊手術をした後

元いた場所に返すのだそうです

 

その時に

TNRした子だと一目でわかるように

耳をカットするんですね

 

「サクラ耳」

 

と呼ばれています

私のお友達の野良猫ちゃんもサクラ耳です

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間違えて再度お腹を開かれないように

猫を守るための目印です

 

 

この方法が

決して良い方法であるとは思いません

どうしても

猫にも人にも苦しみは残りますから

 

かといって良い方法が見つからず…

 

いつか保護猫を迎え幸せに過ごしてもらいたい

そんな事を考える毎日です

 

 

 

 

そんな話を聞いた夜

久々にテレビを見ておりました

 

人里離れたところで酪農を営む方のところへ行き

生活風景を撮影していました

 

牛にストレスがかからぬように

放牧させる広い土地があって

柔らかく清潔な寝床を毎日設え

食事も美味しく食べてもらえるよう

様々な工夫がなされています

 

その方は一日中

寝ても覚めても

盆も正月もずっと

牛のことばかり考えているそうです

牛が可愛くて仕方ないのだとか

 

そんなVTRを観ながら

スタジオのキャストが

 

「安心して過ごせるんですね」

「ストレスなく伸び伸びしていて良いですね!」

「こんなに元気に走り回るんだ!」

「可愛いですね!瞳がキラキラしてる!」

 

そんなコメントをしていました

 

 

しかし

続く言葉に耳を疑いました

 

 

「こんな風に育てられた肉は美味いんだろうね」

「食べてみたいですね」

 

 

血の気が引く想いがしました

私もまだまだ未熟です

 

 

可愛いと言いつつ食べたいという

この矛盾は

いつか大きな歪みとなるのだろうな…

 

そんな風にかんじてしまいました

 

 

本当にキレイな瞳でした

命が溢れていました

 

 

動物愛護は

犬猫だけの問題ではないと

改めて感じさせられる一日でした

 

 

自分に出来ることは何だろう

 

こういった知識を得て

周りの方に教えてあげる事も愛護活動の一つだと

冒頭の話をしてくださった方が仰ってました

 

お肉を食べる回数や量を

徐々に減らすのも同じでしょう

 

少しずつ少しずつ

自分に出来る事を実践していきたいですね

 

世界の生きとし生けるもの全てが

幸せな世の中となりますように