思い立ったが吉日。
友人とのお話での流れから、
大神神社へとお参りに行ってまいりました。
早朝。
大阪都心部とは逆方向へと進む電車は、
人も少なくて空気も穏やか。
駅のホームも静かで、
清々しさも一入でした。
キラキラと輝く第2の鳥居。
緑も生き生きと美しく、
空氣が美味しいですね。
ご祈祷をお願いし、
三輪山にも登拝させていただきました。
今回は、
初めて裸足で登拝いたしました。
最初は足の裏が痛かったのですが、
徐々に慣れてくるのと、
段々と地面と足の裏との息が合うといいますか、
どこを歩くべきか、
どこに足を運ぶべきかがわかるようになる、
…ように思います。
踏み固められた硬い土の上、
水分を含んだもの柔らかい土の上、
落ち葉の重なった柔らかい草の上、
石がゴロゴロ落ちている凸凹道、
冷たいところ、温かいところ、
色んな感触が足の裏で感じられ、
その度に、
しっかりと支えてもらっているような、
守られているような感じを覚えます。
とても不思議な心地でした。
どう登るのか、
どう降るのか、
一歩一歩ゆっくり進み、
確かに地に踏み下ろし、
大地を掴むかのようにして、
慣れても傲る事なく、
氣を抜く事なく、
丁寧に丁寧に歩を進める。
人生と同じ、
大切な事が、
登拝の道中での教えにありました。
なんと有難い事でしょうか。
「心を大切にする」
ご祈祷をしていただいた後に、
神職の方よりお話いただいた中に、
このような言葉を頂戴いたしました。
これから、
私たちが本当に大切にしなければならない事、
それこそが心を大切にする事だと思います。
古より大切にされて来た事は、
時代の流れに伴って、
いつの間にか消えつつありましたけれど、
大切な事は必ず、
こうして再び巡って来ては、
私たちに語りかけてくれるのですね。
それに氣付ける自分でありたいものです。
久延彦さんにお参りしたら、
その横にある展望台からは、
冒頭のような綺麗な景色が広がって見えました。
三輪と言ったらそうめん。
いつもここのお茶屋さんで、
山菜にゅうめんをいただきます。
一年が過ぎるのが早く感じるのは、
それだけ良い毎日を送られたからと言えるでしょうね。
そんな温かいお言葉を、
お茶屋さんの女将さんから頂戴しまして、
心も身体もホクホクとなりました。
いつも、
心を温かくしてくださる会話を、
こちらの女将さんはしてくださいます。
それがいつも嬉しいのです。
おやつ代わりに結んだおむすび。
ひじきの混ぜご飯のおむすびです。
3つ結んで、
三輪へ到着する前に、
2つが胃の中に収まっておりました。
我ながら食いしん坊だなぁと、
楽しみながらのお参りでした。