肉体から魂が抜けるその時までに
つまり
死を迎えるその時までに
いかに自身を身軽に出来るか
人生で得た全ての物
富 名声 地位 名誉
知恵 叡智 技術
欲 エゴ 怒り 悲しみ 憎しみ
思いやり 愛
消化すべきものは消化し
後進に渡せるものは渡し
全てを手放し心身共に身軽にする
独り占めせず循環させる事
純粋な魂に戻る事
来たるその時までに
いかに極められるか
若いうちは多くの学びの駆け出しの過程にあり、
もっともっとと得る事を求め情熱を注ぎます。
これはとても大切な事で、必要な事です。
しかし、
いずれそれを全て手放していかなくてはなりません。
手放し、誰かに与えながら学んで行くのです。
学びの段階をシフトする、という事でもあります。
その段階を迎える頃というのは、
まだまだ勢いがある頃。
得る事に執着があったり、
地位、名声、名誉に執着があったり、
シフトを阻むものが沢山溢れています。
そんな中で、
自分が意図する事によって手放していかなくてはなりません。
自分への信頼であり、愛です。
スティーブ・ジョブズの最後の言葉に、
「私があの世に持っていける物は、愛情にあふれた(ポジティブな)思い出だけだ。これこそが本当の豊かさであり、あなたとずっと一緒にいてくれるもの、あなたに力をあたえてくれるもの、あなたの道を照らしてくれるものだ。」
と言うものがあります。
信憑性は怪しいものですが…。
しかし、あの世に持っていける物は、確かに愛情にあふれた(ポジティブな)思い出であり、愛そのものです。
今、自分はどの段階にあるでしょうか。
まだまだ「得る」段階でしょうか。
既に足るを知り、手放していく段階でしょうか。
わからなければ、
自分の内に問う事です。
何を恐れ、何を想い、何を望むのか。
その中に答えはあります。
「私」は全てを知っています。