私は昔から物忘れが多く、
いつも母親から心配されていました。
お付き合いしていた人と訪れた想い出の場所も、
全く記憶に残っておらず、
まるでマンデラエフェクトのように違う認識をしていた事も。
しかし逆に、
人が忘れている事で鮮明に憶えている事があるのです。
その違いは何でしょう。
人は、
自分を守るために「忘れる」という機能を備えているそうです。
悲しい事、傷付いた事、辛い事などを蓄積して心が潰れないようになどの理由なのだそうです。
更には、
あの世に召される前に痴呆を患う方も、
この世の苦しみを全て忘れて、
幸せな心でお迎えを待つ為だとも言われています。
つまり、
忘れる事は自然な事なのですね。
いかに上手く忘れられるか。
何を心に残すのか。
それを決めるのは自分なのでしょう。
憎しみの中に生きれば、
された事への怒りばかりが心に残ります。
感謝の中に生きれば、
些細な事はキレイに忘れ、
していただいた事や全てのことへの感謝が心に残ります。
上手に忘れて、
どうせなら美しい記憶を心に刻みたいですね。