話し方の特徴

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①「この資料はお渡し出来ないんです。

コピーしかお渡し出来ないんです。」

 

 

②「この資料は、原本はこちらが回収いたしますので、コピーをお渡しさせていただきます。」

 

 

 

どちらも同じ

「コピーを渡す」

という内容を伝えるセリフなのですが、

印象が大きく違うのがわかりますでしょうか。

 

 

①の言い回しは2つの文で構成されていますが、

語尾を見ると2つとも「出来ない」という、

否定的な表現が使われています。

 

②の言い回しは、

2つの文がくっ付いた形のものですが、

「回収いたします」

「お渡しさせていただきます」と、

肯定的な表現が使われています。

 

同じ事を伝えようとしているのに、

①と②は否定と肯定の対照的なものです。

面白いですね。

 

 

加えてこのような表現をする時、

①は大概、

眉間に皺を寄せながら語る事が多いように思います。

出来なくて申し訳ない、

という気持ちを表現しているのかもしれませんね。

 

②は大概、笑顔です。

 

 

受け手はどう感じるでしょうか。

資料のコピーをもらえる事は同じでありながら、

否定的な表現で言われると、

「すいません」

と返事が返ってきます。

肯定的な表現で言われると、

「ありがとうございます」

と返事が返ってきます。

 

 

言葉一つ、

表現一つで、

相手の気分を上げる事も下げる事も出来るんですね。

 

自分目線で考えた時、

どっちが嬉しいでしょう。

 

 

 

何故、

否定的な表現と肯定的な表現に分かれるのか。

 

それは、

普段から自分がどのような視点で物事を捉えているかが影響します。

 

否定的な視点の方は否定的な表現を、

肯定的な視点の方は肯定的な表現を使います。

 

無意識のうちに内面を表しているのです。

 

 

自らネガティブを発射させるので、

相手もネガティブで応戦してくる可能性もあります。

あんな事を言われた…とモヤモヤする時、

自分がその種を先に蒔いていたのかもしれません。

 

だけどそれは、

自分の表現はどうだったのかを振り返るチャンス。

自分も相手も心地良く感じるコミュニケーションを取りたいですね。

 

 

反対に、

相手が①のように話してこられた場合には、

 

「資料のコピーをいただけるんですね。

ありがとうございます。」

 

と、

「もらえる」「有難い」といった、

肯定的な表現で返事を返せたら良いですね。

会話の全てをポジティブに切り替える事で、

相手との対応が心地良いものに変わります。

 

そのスキルを持っていれば、

自分の力でこの世界をより一層素晴らしいものに変えられます。

 

大げさな表現に聞こえるかもしれませんが、

本当に変わります。

 

 

結局のところ捉え方一つなのです。

人は、

自分が見たいようにしか、

受け取りたいようにしか世界を見ません。

ですから、

美しい世界、

素晴らしい世界を見たいと心に決め、

そのように捉えれば良いのです。

 

 

大きな出来事は意識しやすい為、

それらを回避するのは容易い事。

 

上記のような些細なコミュニケーション、

小さな出来事にこそ、

無意識に潜在的な根強い意識が働きます。

影響力はこちらの方が遥かに大きいです。

 

言葉は、

潜在意識の顕現。

 

自分がどのように話しているのか、

どのような表現を使うのか、

何を思ってそう表現したのかなど、

自分を観察してみると良いと思います。

 

沢山のヒントが隠されているはずです。