日常に溢れるメッセージ

日常に溢れる様々なメッセージを綴ります

癒しと寂しさと気付き

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 荒ぶる姫君。

 

 

先週一週間、友人のワンちゃんを預かっていました。

 

彼女はとっても賢く、人懐こい甘えん坊。

いつも私にピッタリとくっついて眠っており、

他の家族がいても私の姿が見えなくなると、

クゥクゥと悲しげな声を出して後追いをする程でした。

 

 

友人から預かった時には、

飼い主から引き離されて絶望の淵にでもいるかのような悲嘆な声を上げていたのですが、

それがこんなにも私に懐いてくれるのかと驚くと共に、

少し嬉しくもありました。

 

飼い主がいなくなった今、

助けてくれるのはこの人しかいないと思ったのでしょうね。

これまた賢い。

 

 

両親に対しては人見知りはしないですが、

皆んながいると私の元にべったりなので、

以前に飼っていたワンコのようにはなりません。

後半で徐々に、リビングで一緒に寝転んだり、

ボール遊びしたり出来るようになっていきました。

 

賢い彼女に感心しきりの両親。

 

事ある毎に反応する様。

タカタカと歩く足音。

餌を食べる音。

散歩に行った事。

これらの事が心にしっかりと刻まれるほどに、

隙間隙間で彼女とのコミュニケーションを深めていきました。

 

 

そんな彼女が、

お泊り期間を終えて無事にご帰宅。

 

私は、無事に友人の元に帰ることが出来て、

喜ぶ彼女の姿がとっても愛らしく、

お家に帰れて良かったねと安心しておったのですが、

まさかの両親がペットロス状態。

 

足音が聞こえない事、

あんなに怒ってたけど吠える声が聞こえない事、

おかえりとお迎えがない事などなど。

 

とっても寂しいみたいです。

2人ともが口々に寂しさを漏らします。

まさかここまでとは思いませんでした。

 

本当は犬との暮らしを求めてるんでしょうね。

それだけ楽しく充実した時間だったのだなと、

改めて今回の機会を有難く思いました。

 

 

そして私は私で、

全く寂しさを感じていない事にも改めて気付きました。

 

ワンちゃんのペースになる事からの解放の喜びもありますが、

またいつでも逢えるという思いもありましたし、

それよりも何よりも、

彼女が一番大好きな人と暮らせる事の方が嬉しいと感じていました。

 

これはこれで驚きでした。

 

 

全ての方に対してこのように思える自分になれているのかしら?と期待を寄せてしまいました。

それを実感できる場面がそうないので、実際はどうかんじるかわかりません。

 

だけど、誰かの喜びを、

こんな風に当たり前に共に喜べたなら、

「私」が嬉しいんだなと感じさせてもらえる機会となりました。

 

1つ1つの出来事に、

イムリーな気付きが本当に沢山潜んでますね。

 

神懸りなこの流れに本当に感謝です。

良い機会を与えてくれた友人に本当に感謝です。

 

また遊びにおいでね。